弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

社会人失敗談②/2日連続遅刻の失態

 7月から某携帯電話のメーカーでコールセンターにアルバイトはじめた19歳の息子が休みがちになりはじめました。「クビになるぞ~」って言ったら無視されました。出勤時間過ぎてから連絡していたからなのですが、私がコールセンターを担当していたら、面談してしっかり勤怠の指導してました。

でも私も痛い過去があるんです。

 

それは今でも忘れられない2日連続遅刻してしまったことです。

 

私が24才のころに入社した転職2社目の医療機器メーカーの企業での出来事です。

仕事は自分なりに工夫して生産性を上げたりすることや商品知識を覚えることが楽しくがんばっていました。それを周りの先輩や上司、所長も評価していただき、可愛がってくれました。やりがいもあり本当に楽しかったのですが、仕事終わりに所長や上司、先輩含めて飲みに行きました。

本当に楽しく、私も一緒に笑って楽しく過ごしました。

2件目にフィリピンパブに行くことになり、そこでも楽しく、フィリピン人女性の方から「さと~さん、しゃちょ~さん?」と私が聞かれたことが上司や先輩に大うけで大爆笑になり本当に楽しく終わりました。23時頃までだったので、普通の時間に帰宅したのですが、翌朝、起きると10時でした。目覚まし時計を止めた記憶もありません。会社は9時からだったので、「うわー!どうしよう~!やっちゃった」と思いすぐに電話して正直に「遅刻しました、申し訳ありません」と所長にお詫びし出勤しました。

所長、上司、先輩にもお詫びし「もう飲みにつれていかないぞ~」と笑って許してくれました。

みなさんが一番下の僕のために楽しくしてくれたことも理解していたので、自分が裏切ったという気持ちで本当に申し訳なさすぎで落ち込みながらも懸命に仕事していました。

この落ち込みを察してくれて、その日も「さとーが落ち込んでいるから、飲み行くぞ~」「ただし、今日は21時には終了するから」と誘ってくれました。

その食事の席で「今日は本当に申し訳ありませんでした。明日から目覚まし時計を2台セットしますのでもう遅刻はしません」とあいさつさせていただきました。

そのあとはいつものように盛り上がりましたが、約束通り21時には終わりました。

本当に優しい人たちと一緒に仕事ができてありがたいと感謝しながら帰宅しました。

当然、翌日のことを考えて、目覚まし時計を2台セットし、1台は枕から2mほど遠くに置き、早めに就寝しました。

翌朝、ハッ!と目覚めると10時でした。

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「まさか~!」その後は放心状態が5分ほど続きました。

 

目覚まし時計は近くの1台は止めてあり、2mほど遠くに置いたものは鳴り終わったのか止めた形跡はありませんでした。

もう会社を辞めるしかない、所長、上司、先輩になんと言っていいのか、もうどうすることもできないことを自分はやってしまった。

もう、このまま会社を辞めよう。

本当に申し訳なさすぎる! 電話もできない! あわせる顔がない!

どうするか悩みながらもとりあえず着替えて会社に向かう動きはしようと思い急いで着替えて家を出ました。どうするか決めることができません。うまい言い訳を考えることも申し訳なさすぎてしたくありません。

「どうしよう、どうしよう」と思いながら電車に乗り、会社の最寄駅に到着してもどうするか結論を出せず、会社にどうしても入れず、会社のある一角を歩きながら悩んでいました。「もう帰ろうか?それとも会社に行こうか?」を悩み続けました。20分ほど歩き続けて、決心しました。

「出社して、怒られても、罵声を浴びても、何を言われても受け止めよう、自分がやったことは考えられない裏切り行為だから、罰を受けるべき」

そして、必死で出社しました。

出社したときの冷たい目はありませんでしたが、ほとんどの人が目をあわせてくれませんでした。所長のところに行き、お詫びしましたが目も合わせずうなずくだけでした。直属の上司も目を合わせなかったのですが、すぐに仕事の指示をしてくれて、何もなかったように接してくれました。そのように気をつかわせたことが本当に心が痛くて痛くてたまりませんでした。

せめて仕事でがんばろうと思い必死にやりました。ここまで必死になるといままでのがんばり以上に工夫やアイデアも出てきて、会社の所長はじめみなさんのためと思って、がんばりました。幸いクビにはなりませんでした。こんなことが仕事の質を上げることになるなんてと思いながらも本当に痛い経験です。

この日の帰りに電気屋さんに行き、3台目の目覚まし時計を買ってからは遅刻しなくなりました。3台目まで鳴らすことはあまりありませんでしたが、2~3回は救われたことがありました。

昔はよく遅刻する奴は職場に1人はいたと思いますが、今の新卒や若い人は遅刻しないですね。私たちの若い頃よりも大人レベルが上がっているのだと思います。