弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

将来人の上に立つサラリーマンへ

これから活躍していくサラリーマンのみなさんへ

多くの方がこれから今、勤務している会社で昇格したり、転職したとしても昇格して、人の上の立場になっていくことになるでしょう。

上司になった時の切なる願いをお伝えさせていただきます。

 

私は今の企業の管理職の人材マネジメントのレベルが低すぎることが原因で今のハラスメントや人間関係のトラブルが問題になるのだと思います。

いろいろなものが進化しスピードがアップしても人間の信頼関係までスピード化ははかれないのです。だからこそ、仕事を通じて信頼関係も作っていくことが重要です。 

 

『こんな上司にはならないでほしい』

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こんな上司にならないでほしい!
自分を守るための上司

今でもよく覚えているのが、前職で毎日朝8時~終電まで仕事をしているマネージャー職の男性社員からの一言です。 

「いいな~もう数年で60歳じゃないですか~、うらやましいですよ!」

「自分はこの生活が何十年続くかと思うとぞっとしてますよ!」 

とのことでした。

 

非常に仕事のできる人なのですが、何とも夢も希望もない言葉に唖然としました。

その過酷な仕事の原因は上司の部長の細かい指示でした。

ほとんどの細かいことがトップダウンで指示が来て、それを全て自分でこなしていました。周囲の女性社員は残業しても1時間程度なのですが、唯一の男性で仕事ができる人なので他の社員に仕事を振ることもその部長はその男性社員に指示をするのです。

その男性社員は朝から終電の時間までずっと社内にいるのでいつでも進捗を確認できるからなのです。

このような人材マネジメントを知らない上司を持つとその直下の部下は大変です。

気がつけば部長の会議で経営から指摘されるかわからない資料までも作成させられるのです。自分自身を守るために部下を使うのです。

この男性社員はその部長のトップダウンがどの会社でも当然にあることと思っているので、これからの未来を諦める発言が出てしまうのです。

申し訳ないですが、不幸です。 

話しを聞かない雰囲気を出す上司

私はこのような話しを聞かない雰囲気を出す上司がもっとも一緒に仕事をしたくない人です。このような上司は結構います。

これは部下からの相談や提案に解決できない人ほどこのような態度をとります。

私が経験したのは新規事業の上司なのですが、自分の部署の損益が厳しいときに売上をすぐに増やすことは難しいが、費用を抑えるには「リストラすればよいとのことですか?」と具体的に聞いても「そうは言ってない」と言い結局、結論も方向性も出さずにその業績低迷の責任だけを押し付けようとする人でした。

結局、その上司には頼らず自分で切り抜けたのですが、2度と信用しないと心から思いました。

 

また別の事例ですが、転職した中小企業の経営者は直接何を相談や提案に言っても了承してくれていたのですが、私の意見に反対するときは後から別の同僚の役職者を経由して指示がくるのです。その場の議論を避けて、結論のみ間接的に指示するのです。

こちらは、

「直接言ってくれればいいのに~」

「何で他の同僚経由で来るのか?」

「私にノーが言えないのだろう?」

という思いになり不信感を持つようになります。経営者なのに度量がないのです。 

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人の話しを聞いてください!

この2名とも共通することがあります。

それは相談や提案に行ったときに「話しを聞かない雰囲気を出す」ことです。

これは自分が相手(私)からどのように見られるかを過剰に意識している人なのです。

そして、自分よりも良い考えを目の前で言われることに恐れを感じているのです。

「自分が全てを知っていて、自分がもっとも知恵をもってアドバイスできる立場ではなければいけない。」という固定観念を持っているのです。残念な幼い考え方です。

部下が持っている力を最大限に発揮させることを望まず、自分の知っている領域だけで仕事をして小さくマネジメントしたいという独裁的な考え方です。

 本当の上司や経営者になってほしい

 このように残念ながら社会人として、世の中で活躍していると思える経営者や役職者でも自分の「役職」という居場所に慣れてしまうと人から学ぶことをしなくなるのです。そして、学ぶ行動をしていない自分に自信がなくなり、部下に対しても自分より能力が高い部分だけでも「嫉妬の思い」や「その先の自分の立場も危ぶまれるのではないか?」と不安になり、自然と自分を守るための行動になるのです。

それがこのような行動になるのです。

「能力の高い部下に必要以外の仕事を多く振る」

「相談や提案は自分の認識領域を超えることが多いので、話を聞かない雰囲気を作る」

「話を聞かない雰囲気で聞くことで、しっかり聞いてなかったと後からの修正もできるようにしておく」

「違和感・直感という不思議な見えない理屈で結論を出す」 

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部下との信頼関係をしっかり作れば素晴らしい循環になる!

本当の上司は部下を育てることや部下が自分より素晴らしい提案を持ってきてくれることに喜びを感じるものなのです。

そして、自分が全ての領域を知る必要はなく、細かいことや専門的なことは担当者に裁量権もある程度持たせて、任せるべきなのです。

そして、上司は方針をしっかり出し、その方向性で行動しているかを確認し、何かあったときには大きな決断や責任をもってあげることが役割なのです。

そして、しっかりと部下とのコミュニケーションは上司からアクションすべきなのです。

これが本当にわからない人が多いのです。

「嫌われるのが上司」では決してありません。

 

信頼関係さえしっかりあれば、嫌われることもなく、孤独になることもなく進めていけます。それは部下が支えてくれ、部下のために仕事をするように自然になるからです。

 

このような信頼関係の良い循環を作ってほしいです。