『世間様』への感謝の行動が自然にできる人間になりたい
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私の葛藤を助けてくれているのは世間の多くの他人だったと気づいたお話しです。
私はサラリーマンを３０年以上続けてきて、転職５回しましたが、転職をするたびに「転職が多いことは悪いこと」という思いが脳裏に浮かんできました。
今も転職活動していますので「転職が多いことは悪いこと」とみられるのではないかという不安が出てきます。
自分はまじめに人に仕える身として、徹底して根っからのサラリーマン経験を積んできました。
だから、このくそまじめんま考えが身に染みついているのだと思います。
私は直近まで勤務していた会社は3ケ月で退職しました。しかし、その前の会社は8年、その前の会社は17年と長期間勤務した実績はあります。
マイナス思考の自分
特に直近の3ケ月で退職した会社を世間からどのように思われるのかという不安を持ってしまうことがあるのです。自分は今53歳ですがこのような社会経験のある年齢なのに3ケ月で退職していることが自分に負い目を感じるのです。
このような思考で面接を受けたら、恐らく落ちるでしょう。
面接官から自信がなく見えて、何かあればすぐに逃げる人ではないかと思われるでしょう。
プラス思考の自分
一方で仕事も会社も自分に意欲さえあれば、何でもできると自信が十分に持てる経験は散々やってきました。ストレス耐性も強く、柔軟性や適応力もありやり遂げる強い心は持っていると自負しています。
この年齢で切られる会社もあるでしょうが、そのような会社はそもそも市場が違うのでこちらも相手にする必要もないです。
年齢制限をする会社は人材マネジメントが苦手な上司の多い企業でトップダウンの可能性がある。私は自主性や仕事を自分で作り改善する仕事を望んでいるから入社しても合わない可能性が高いです。
このように私の心の中で「マイナス思考」と「プラス思考」が共存しています。
そして、マイナスもプラスもそれぞれの思いが自分の心全体をプラスに動かしたり、マイナスに動かしたりするのです。
幸いプラスの日が多かったり、自分でプラスに持っていく自分の心の操作方法はわかっているので、心がマイナスに流されることはないのですが、時々このマイナス思考をほっといてみたらどうなるかと試してみることさえあります。
以外と寝たら忘れられる性分なので任せても良いこともあります。
人は環境に依存する生きもの
私はこのようなマイナス思考の時に脱するためにいろいろな自分への小さな知恵を使い自分を操作します。これまで生きてきて有効だった簡単なことです。
- 自分のが勇気づけられたことのある音楽を聴く
- 過去に感動した映画やドラマを見る
- 過去に共感した著者の本を読む
- 自分が楽しかった思い出のある場所に行く
- 人の多い喫茶店に行ってブログを書く
やはり、もっとも効果的だったのは「4」と「5」です。
「環境」を変えることがもっとも効果的でした。
喫茶店で他人が自分を見ている訳でもないのに、なぜか自分に集中できます。
自分の好きな音楽を聞きながら読書を30分ほどします。
SNSを確認し共感できることには「いいね」をどんどんつけ自分も発信します。
そして、ブログを書きはじめる頃にはプラス思考になっているのです。
聞いている音楽のミュージシャン、喫茶店でたまたま同じ時間にいた人、本の著者、SNSでフォローしている人から刺激を受けて自分をプラスに持っていけるのです。
『やはり人は人がいなければ生きていけないのです。』
『心がプラスに動くことは全て人から与えられたものなのです。』
『だからこそ、人のために、他人のために感謝しないといけないのです。』
昔の私の親は「世間様に申し訳ないことはするな！」と言われました。その言葉に反発したこともありました。
話したこともない他人が昔の人の「世間様」なのでしょうね。
話したこともない他人も自分がプラス思考になるための何かを提供されているのでしょう。それが人の世界なのだと思います。
だから、他人にも感謝しながら生きていかないといけないのだと感じるようになりました。
私の親しい人で道を歩いていて入ったこともないお店の看板が倒れていればなおしたり、知らない人が物を落とすとすぐに走って拾ってあげる人がいるのですが、私はそれを見て「そんなのやる必要ないよ」と言っていたのですが、それでもやっている人でした。
この人は他人のために自然に行動のできる人なのです。本当に素晴らしい人です。
「世間様」に自然に感謝し行動までできる人なのです。
この人から学ばせてもらったおかげで、先日、自宅マンションの前に酔って転んでいる年配の男性に少し勇気は必要でしたが自然に声をかけることができました。
他の通行人はみんな無視していました。
指に軽いケガをして出血していましたが、声をかけて起こしてあげ、自転車を「自宅まで引いてってあげますよ」と言いましたが、「ありがとう！自分で行けます！」と最後には私に笑顔を見せ、がんばって帰っていきました。
このような「世間様」への感謝の行動までをすることが大切なのだと本当に思います。
世間様から恩恵を受けているからこそ世間様への感謝を行動で示し、お返しし続ける行動をしてきます。
このような正しいことを心に誓うと心が真っ直ぐになれます。
