弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

第10回「客観的な自分と主観的な他人」/社会不適応の自分が適応してきたこと

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”客観的な自分”と”主観的な他人”

客観的な自分と主観的な他人についてのお話しです。

そんな難しいことは言えないのですが、こんな社会不適応な性格の自分だからこそ余計なことを感じるのです。

 

私が初めて入社した中小企業の社長に言われたのですが、

「何をやらせても80点だな~!、30点とかあってもいいから100点や120点のところがあったらもっといいのになあ...ダメではないんだよ!」

との言葉でした。

自分にとっては実の父ちゃんよりもこの中小企業の社長の言葉が重かったのです。

 

今一つ意味がわからないでいたのですがその日の夜に、ふと自分がこの社長に”ダメ出しされたんだよ!”「気にしい」な自分がささやくのです。そして、ショックと捉えて落ち込んだのです。このようにいつもはじまるのです。

 

「それなら自分はどうしたらいいのだろう?」と思いながらも社内の他の社員をあらためて、得意な客観性でよ~く観察してみました。

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まだ、幼い自分にとって『凄いところあるな~!』と思えた

確かに役職のついている人は

「凄いところがあるなぁ~!」

「確かに100点を超えているところを持っている!」 

 

営業の係長は一度取引先と初めてあっただけで以前から友達だったようなコミュニケーションをすることができ相手を”ちゃん付け”までしてあっという間に心をつかんでいました。まあ、困ったところは細かい仕事をやりたがらない人ではありました。

 

課長はどんなに大変な納品や想定外なことが客先で発生しても諦めず、ホームセンターに行って部品を探してでもその日のうちに解決したりと凄い人でした。しかし、怒りっぽくて、会社への不満を口にする人でそれを聞くのが少し嫌でした。

 

この社長が言っていた自分に足りない部分がわかりました。

このような人達のような突出したものが私にはないのです。

いろいろな仕事をきちんと行うことはできるのですが、それ以上がないのです。

自分がその仕事をするときに付加価値をつけられないのです。 

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私のような”人見知り”にとっては無理!

私のような「人見知り」にとって係長のように取引先の人に対して、気さくに話すコミュニケーションなどは「こいつなれなれしい奴と思われるから絶対にできないよ!」と思えました。

また、この課長のように仕事をやり遂げることに情熱もエネルギーも持っていない私は「そもそも仕事はそこまで本気でやることなの?」と客観的に思ってしまうのです。

この最大の原因はやはり客観的に見てしまう自分の癖なのです。

この上司2人は自分を軸に主観的に動くことができるのです。

 

根本的に「客観的な自分」「主観的な上司」でそもそも180度全てが違ってました。

どうやらこの社会では主観的に動くことが評価され、自分のような客観的な人間は評価されないんだと叩きつけられました。

やはり自分は”社会不適応な奴”なんだと気づかされました。

 

その後、「主観的な自分になるには?」というか「主観的になれそうもない自分」という課題が頭の片隅に残るようになりました。

 

「情熱」「エネルギー」や「自意識過剰」だったりするのは、全て自分を

「客観的な視点で見る」からです。

 

主観的になれないのは物事に対して覚めているんです。わかった振りをしているんです。偏屈なプライドなんです。

 

だから、このように「主観的になれそうもない自分」というものをまた、新たに背負ったのです。

自分の問題や欠点の負を背負うから、このような負のスパイラルにはまっていくのです。

これが私の自信がないからこその余計な抱え込みなのです。

 

しかし、この会社が初めての正社員だったので、当時は世の中の全てがこの会社と一緒と思い込んでいましたが、

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この会社が全てではありませんでした!

全てではありませんでした。

 

そして、その後転職をして、

「自分の客観的な部分や負のスパイラルは人材マネジメントに必要なことがある」

と気づいたり、

「もともとの自分は主観的ではないけど、経験を積むことで仕事上では主観的になれる!」

と気づくいていくことになっていきました。

 

結局は狭い世界だけで負のスパイラルに陥ってうじうじしていただけでした。 

 

客観的なところは”仕事を俯瞰して見れる”ことにつなげられ、

ネガティブ思考も自分と同じ”社会不適応な人”の人材マネジメントに使えたのです。

こんなどうしようもない奴でも役立つことがあったのです。