女性の多い環境が社会不適応にはちょうどよい
社会不適応な私がこれまで何とか社会でやってこれたのは「女性」のおかげだと本当に思っています。
私はいろいろな環境で仕事をしましたがもっとも長く勤務できた場所は女性の多い風土の職場でした。「女好き」とかそういうことではありません。
女性は仕事に対して、本当に真っ直ぐな人が多いのです。
特に正しいことやきちんと理解したことについては、徹底してやってくれます。そして、予想以上の成果を上げてくれることもあります。
気持ちがいいほど真っ直ぐで真面目で誠実な人が多いのです。
ですから、一緒に働いている自分自身も真っ直ぐに誠実でいなければいけなくなります。そして、そのような誠実な行動を自分ができることで自分に自信が出て真っ直ぐでいられるのです。
よく「女性との仕事は大変でしょう」言われたこともありますが、それはずっと否定してきました。
そのように考える人は女性や女性の仕事を軽視してきちんと向き合ったことのない人だと思います。
私は男性だけの仕事の方が大変でした。
男性は仕事よりも自分のプライドの維持を優先してしまうので、仕事と関係のないプライドをその都度、立てて上げる作業が必要だからです。
そして、しまいにはそのプライドの維持のために与えられた仕事もやらなかったりすることもあるからです。
女性はその男性のプライドもすぐに見極め、この男性は「どのようなプライドを持っているか?」を察知して、それにあわせるようにしているのです。
本当に頭のよい女性はこのようなことはすぐに適応してあわせる天才です。
だから、男性が誤魔化していることも、その場限りの言い訳も全てお見通しです。それが特に上司であれば尚更そのアンテナはよく探知して適応しているのです。
だから、私は女性にはどんなに隠しても、虚勢張っても、カッコつけても全て見破られているのでこのようなことはしないようになりました。
しかし、男性の世界ではこのプライド重視が必要で本当に疲れます。
男性の中でプライドを持っていなければ、いつ叩かれるかわかりません。
男性こそ嫌みを言ったり、嫉みがあったり、他人の不幸を喜んだりと決して男同士だとサッパリしてなく陰険だったりするのです。
非常にそのあたりがややこしく男性だけの環境はあまり好きではありません。
それでも男性同士がつるんでいたりするので傷のなめ合いにさえ見えてしまいます。
だから、結局、私のような社会不適応な人間はわかりやすい女性の職場が向いているのだと思います。
そして、男性のプライドのぶつかり合いなどは冷静に見てしらけてしまいます。
このような価値観が私の社会不適応となってしまった要因なのかもしれないと思います。