弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

「職場で役に立ちたい」という思いを自然に生かす環境でなければ転職されます。

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「職場で役に立ちたい」という”純粋”な思いを大切に!

職場に毎日、出社して仕事するときに誰もが無意識に思っているのは「役に立ちたい」という純粋な思いです。そのような人が90%以上は存在しています。

「そんなことはない!」「信じられない!」と思われる方もいると思いますが間違いないです。

確かに職場に来て少しでも楽をして60分経過したから時給にすると〇〇円と考えている人も一部いたり、うまく仕事を自分の手柄にしようと考えたりする人もいるとは思いますが、それはごく一部です。

それではなぜ「役に立ちたい思い」が集結しているのにうまくいかない職場が多いかというとやはり原因は人間の個々の嫉妬や序列が原因でうまくいっていないのです。

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嫉妬や序列が純粋な思いをダメにしている!

嫉妬について

嫉妬と言えば女性に多いもののように考えがちです、まだまだ男社会が強い日本では男性の嫉妬が強烈に会社の中に存在しています。役員間の争いも誰が次期社長になるかなど嫉妬以外の何ものでもないです。

営業部署でも「あいつはいい会社の担当をさせてもらっているからうらやましい」などの声や他の部署でも「花形部署はいいな~」などの声も全て嫉妬です。

序列について

犬は飼われた家族に序列をつけているというのを聞いたことがあると思いますが、真偽は不明ですが、この序列こそ人間が会社で同期や周囲に対して行っていることです。

自分が勝手に付けている序列と異なる評価を会社が行うと嫉妬と同じように「あいつが主任になるのは上司にうまいことやったからだ」等の声が聞こえてきます。

自分の考えている序列と異なるから不平不満になるのです。

 

完全に誰もが納得できる人事や昇格など無理です。

運がよいとか悪いとかの人事に対する個人の思いや評価が高い低いというのは結局は根底に役員や上司への依存する考えがこのような不平不満につながるのです。結局、他人が自分をどのように評価しようが信念を持った仕事をしていれば評価はゆっくりでも上がっていくものです。

私が以前勤めていた会社で新卒で入社し数年後に初めて抜擢されて上司になった人間が自分の部署がうまくいかないときに「なぜ、先輩社員は自分のような新卒ががんばろうとしてるのに協力してくれないのだろう!」と嘆いていたそうです。中小企業がいつまでも中小であるのは当然のようにも思いました。

このような嫉妬や序列、役員上司への依存が業績悪化に影響したり、よくない社風を形成する要素になり、その会社の価値にも影響するのです。

人間のねたみ・そねみ・ひがみの文化で表面的にだけ仲良くする企業風土になっていきます。

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会社や上司がコーチングでしっかりと話し環境改善へ

嫉妬や序列の排除

経営者の中には「職場で役に立ちたい思い」を引き出すために努力される方もいますが、目の前の業績に直結しないので、あまり対策を打たないでほったらかしが多いと思います。

結果的に仕事のできる人材が流出してしまう大きな損失になります。 

このような嫉妬や序列を排除することは可能です。

そのためにはそれを会社や上司が主導になって職員に働きかけていくしかありません。

【行うべき活動】

  1. 一人ひとりの「役に立ちたい思い」を引き出すためのコーチングを行う。
  2. コーチング時に意見の中で個人の嫉妬や序列に対する意見以外の公正な意見だけに焦点を当てて行う
  3. 個々の取捨選択した意見をもって、どのような職場になりたいかを話し合う

コーチングの進め方

 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、コーチ(上司)がメンバーの自発的な行動を促す手法です。

今回のケースだと以下のように各社員個々に面談して以下のようなコーチングを行っていくことが効果的だと思います。

①目標の明確化

コーチ 「仕事でどのようなことが嬉しいですか?」等の質問

メンバー「私は役に立ちたいと思っているかも!」を認識してもらう誘導を行う。

 ②現状把握

コーチ 「今は役に立っていると感じることはありますか?、それができない要因は何ですか?」等の質問

メンバー「役に立ちたいを表現できない風土、そういう表現をしたら周りに良い子ぶってると嫌われるかも?」等の意見が出ます。 

③打ち手

コーチ 「その表現をできる風土にしたり、周りから嫌われないためには何が出来ますか?」

メンバー「周囲で役に立ちたい表現があれば、それはいいこと!、嬉しい!、ありがとう!と協力する雰囲気を出すことはしたい」等の意見がでます。

④目標達成イメージ

コーチ 「そんな風土になったら仕事してて楽しいですね!そんな風土を私も作りたいから一緒に目指してみない。それなら少しでも役に立ちたい表現を仕事場でしてみてもらえないかな?」

メンバー「うまくできるかどうかわかりませんが、やってみます。私も協力します!」

 コーチが最後に

「他のメンバーもきっと同じように思っているから、他のメンバーにもお願いしてみるね。その結果はまた、報告するね!」

 

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社員や上司へ向いている思いをチームメンバーに向ける

私は以前の会社で各メンバーに対して、このようなコーチング面談を行い、その後に「全員でどのようなチームにしたいのか?⇒そのために何をするべきか?」とコーチングと同じようにブレイクダウンして、チームの年度目標ではなく、チームの方針を考えるミーティングを何度も実施していきました。

これによりチーム内の距離が近くなり、結束が強くなり、互いに支え合える組織になっていきました。

そして、その後はチームでバーベキューしたい!との声も上がり、休日にバーベキューまで開催するようになりました。

職場で「役に立ちたいの想い」が上司や社長にベクトルが向いているものを、チームの役に立ちたいにベクトルを変えることでこれまで以上の協力体制と思いやりのある組織形成につながりました。

是非、素晴らしい人間関係の環境を作り、チームワークで業績を更にアップする会社を目指すべきだと思います。

このようなことに取り組まないからハラスメント事件が横行したり、転職者が発生するのだと思います。