サラリーマンでも自分の進む道を決めることができる!
私がサラリーマンでも自分の進む道って、自分で決められるって感じたのはサラリーマン生活を20年過ぎてからでした。
サラリーマン時代は少し生意気だったのですが、入社して1ケ月で部署異動があり、
しぶしぶ異動し、3ケ月後には転勤の話がありました。
これからがんばろうと思っていた矢先に「なんだよ~!」と思い、当時の上司が
「自己責任だけどきちんと理由の書面を出して、断ってみたら?」と言ってくれました。なるほどと思い、入社したての会社でしたが提出しました。
そのあと何の音沙汰もなく、3ケ月が経過し、転勤なしになったと安心しはじめたところ、突然、会ったこともない役員がやって来て、「社命を断るとは何ごとか?」と上司が叱責され、その後は「異動するか辞めるかだ!」と言われました。
そこまで上司がかばってくれました。
上司ががんばってくれたものの上司のことも考え、異動することに了承しました。
そんなことがあってから、もう会社都合の異動はしたくない、それなら自分から進んで異動する方がいいと考えるようになりました。
この発想をすると会社全体の視野で考えるようになりました。
会社内でうまくいってない部署があれば、自分なら「このようにすればよい」とか「異動させればよい」などと偉そうに考えるようになりました。
そのようにしていると今度は自分が評論家のように感じてきて、結局は他人事と逃げているように感じるようになりました。
「これじゃあ、自分はずるいんじゃないか?」と感じ、「自分がその部署に行ってやってみたら、いいんじゃないか!」と自分に問うようになりました。
そして、その後の転勤は「自分が行きますよ!」と進んでうまくいっていない部署に転勤するようにしました。
これで実際に転勤してみるとやはりうまくいっていない部署は仕事も人間関係も問題が多く、実は本当に大変でした。
私の行動を役員に密告するような部下がいたり、クレームや問題発生時には逃げる社員ばかりだったりとひどい状況でした。火中の栗を拾った自分を後悔した日が何度もありました。
出勤日の80%はもう自分にはここではできないと思いながら帰路につく日が続きました。
当時の私の心の支えは、唯一尊敬する役員(僕を強制的に異動させた人ですが...)から言われた言葉です。
「判断するときの選択は簡単な方と難しい方があったら難しい方を選びなさい、それが必ず個人も組織の成長にもつながる」という言葉でした。
自分から進んで異動したことは、難しい方を自分は選択したから正しい!どうにかなるはず!と思っていました。
不思議なもので、続けているとどうにかなってくるんです。
周囲が協力してくれるようになっていき、結束も強くなり、問題だった人間関係もうまくいきはじめました。
あらゆる問題と真剣に向き合うことでひとつ一つ解決していき、それと同時に仲間が支援してくれるようになり、本当に心から感謝したものです。
『自分の道を自分で決めて進むとがんばれる』
『苦しいけど、続けていればどうにかなる』
だから、僕はこれを信じてまた、苦しみ、難しい方を選択して進もうと思います。
ブログって自分を振返り、次に進むことにつながりますね。