今の会社の退職金を確認したことありますか?
みなさんは今の会社の退職金を確認したことはありますか?
サラリーマンは全て社畜ではないと思います。
SNSの世界ではサラリーマンを社畜と言われていることが多いのですが、それは経営者によるのではないかと私は思います。
私も約25年以上のサラリーマン経験を振り返ると確かに社畜と思える経験はしました。しかし、全ての会社が社畜とは思えませんでした。
会社は社内の多くの社員個人ががんばり、部署ががんばり、その結集が会社の利益となります。その利益を分配しているのであれば、社畜とは思えません。
大企業や歴史のある会社は終身雇用中心の時代があったため、従業員に対しいろいろ手厚い待遇をもっていることもあります。
社畜経営者かどうかは年収や退職金でわかる
もっとも社畜と思えたのは会社の利益をオープンにせず、利益が多くても社員への分配はある程度に抑え、自分の給与を好きに調整したり、私的と思える費用を計上して経営をする経営者だと思います。
結果的にこのような経営者の会社は基本給や昇給実績、退職金規程や福利厚生は他社と比較して劣っています。
ぜひ、10年、20年程度のシミュレーションしてみていただきたいのです。
a.自分の基本給✖12ケ月=?円
b.賞与✖年2回=?円
c.年収=a+b
d.cの年収に年間のおおよその昇給率2%などで10年後までを算出
e.仮に10年勤務の退職金額=?円
f.10年間の総収入=d+e
この10年間の総収入を友人などの他社と比較してみてはいかがでしょうか。
退職金規程を確認してみてください
私が大企業から中小企業に転職した時には「退職金はある」とだけ聞いていました。
そして、実際に入社して退職金規程の説明はなかったのですが、自分で確認するとあまりにも低い金額に愕然としました。
10年勤務して80万円で40年勤務しても700万円程度でした。
面接時に事前に退職金の規程を確認するのは難しいとは思いますが、せめて入社後に確認することはおすすめです。
また、退職金は必ず支払わないといけないものではありません。経営側が決められます。退職金規程がない場合でもこれまでの退職者にも支払っていれば支払い義務がありますが、なければ支払う必要はありません。
最初から支払わない企業も今では結構増えているようです。
まだ遠い将来のことなのでと20代の頃は私はあまり気にしていませんでしたが、早く気づいていれば転職の選択も変わったのではないかと思います。
私はこれまでの経験から求人に掲載されている条件を見て、退職金がなかったり、例えば残業時間20時間が手当で毎月支給されると記載されている企業は応募しません。
それは従業員の人件費を完全に固定化させることを経営が考えているからです。経営が楽になることを従業員に押し付けている可能性が高いからです。
このような視点も参考になれば幸いです。