企業のいじめは経営者・先輩上司のプライドが原因
男性に多いことだと思うのですが、プライドや虚勢を張っていないと生きていけないのだろうか?と疑問に持つことがあります。
いい年した社会人や経営者でも多く存在しています。
そこから伝わってくるのは、
『自分の道を進んでいる!』
『自分はカッコいいだろう!』
『これが仕事のできる人間(経営者)だ!』
『私のようになれるなら、なってみなさい!』
このようなメッセージです。
まるで、後輩や部下、女子社員を意識した、見てる方が恥ずかしい行動です。
それにも気づかない若い人はこれを、
『こんなカッコいい人になりたい!』
『自分もこのような人間になれるかも?』
『自分の目指すのはこれだ!』
などと思ってしまうのです。
『実はこれが人間の間に上下を明確につける行為であり、服従させる行為につながっているのです。』
この行動の奥には、自分への服従をさせたいという思いがあるのです。
自分に憧れを抱かせて、自分がコントロールできる「支配」を願っているのです。
これが人に上下をつける行為であり、このような人を憧れた人間は自分も同じ世界を作ろうとするので、自然にライバルや同僚にも上下をつけようとするのです。
そして『いじめ・ハラスメント』の行為につながっていくのです。
このような連鎖になっていた職場を目にしたことがあるのですが、新卒社員が経営者に憧れ入社して、経営者に絶対服従の関係性となり、新卒で同じように入社した先輩にも絶対服従をしていくのです。
そして、それに従わない社員はそのグループから自然に外されるのです。
このようなことが普通に行われると中途入社の人間はそのグループには入れないので、自然に行動がしずらくなったり、劣等感を持つ人までもでてきたりします。
尊敬されたいカッコつけたい経営者
↓
経営者の真似をしたい先輩社員
↓
先輩社員の真似をしたい社員
↓
上下関係をつけたがる社員
↓
いじめられる社員
↓
ハラスメントを受ける社員
このようなことが起きていました。
これは小さな中小企業の世界でしたが、そこにいる人たちはこれが社会だと思い、コントロールされて、服従して支配されていくのです。
人格の未熟な経営者がこれからの若い人たちに人格を高めることを教えることもせず、このような間違った世界を作ってしまうのです。
そして、このような守りの経営者は終身雇用を目指しているので、この会社しか知らなければそれが全てと思ったまま終わっていくのです。
恐ろしいことと感じました。
経営者であろうが、平社員であろうが、年齢の差があろうが、同じ人間同士です。
基本的に互いに人を尊重しないといけないと思うのです。
それはもっともっと自然で自由が認められる世界にする必要があると思うのです。
上の立場を利用して都合の良いところだけ、上下をつけられて、「人に尊敬されたい」とか「カッコいい自分と思われたい」とか他人が見て判断することまで支配しようとしないでほしいのです。
そのようなことが横行するから、おかしな問題が起こるのです。
いくら、どんなに偉い人間でも他人の価値観まで支配してはいけないのです。
これが今の企業の本当の問題だと思います。
それを経営者や上司・先輩がきっかけで起きてることに気づいてほしいのです。
『天にツバを吐く行為』なのです。