笑いの力でコミュニケーションを高める(転職先でも人間関係を作るには効果的でした!)
自信のない私は笑いの力で乗り越えてきたことが何度もありました。
虚勢を張った時期もありましたが、やはり本当の自分ではないので自分が辛くなってきます。一歩間違えたら、偽りの自分を積重ね続けることになります。
肩の力抜いて、「自虐で人を笑わせてるくらいが丁度いいのです」というお話です。
子供の頃からの経験
私は子供の頃は学校や遊びでも怖いことから逃げ続けてばかりいる気の弱い子供でした。童顔で小柄だった私は自分が学校でいじめられそうになったときもガキ大将にバッチを貢いでいじめを回避したこともありました。
中学では不良連中から中学校のトイレに呼び出され、「俺らの子分になれ!」と強要されたこともありました。これを了承したら、自分が大変なことになると危機を感じ、幼い子供のように大泣きしながら「絶対!やだ~!」と言い続け、その連中に「こいつはダメだ!」と思われ回避してきました。
その後に別のおとなしい子が子分になっていて、自分はならなくてよかったと安心しながらも、その子に申し訳ない思いになりました。
そして、何もできない自分が情けなく落ち込んだりしました。
「もっと強い人間になりたい!」と願ったものです。
子供のいじめというのは、ふざけて遊んでいる中からはじまったりすることもあるのですが、「いじめごっこ」というのでしょうか5~6人でふざけて遊んでいて、たまたま私がくすぐられたりしました。その後、肩に手を回されて抑えられたり、頭を抑えられたり、軽く叩かれたりしていたのですが段々とその力が強くなってきて、雰囲気が変わっていくのを感じました。
「このままだといじめられる!」と予感したのです。
そこで、囲われたクラスメイトに「もの凄く切れた先生」のモノマネをしたところ、驚きながらもクラス中が大笑いになりました。そして、私も一緒にゲラゲラ笑い、楽しい気持ちになったのです。
「いじめも回避でき、自分も楽しくなることが出来るんだ!」、方法によっては1つのことでリスクを回避し、周囲へ影響を与える2つの目的を達成することができることに気づいたのです。
(現代のシナジー効果というものですかね?)
自分のコンプレックスの童顔や大人しい性格の弱点を克服するのは
「これしかない!、クラス中を巻き込んで笑わせることだ!」
笑いは人との上下関係もフラットにする素晴らしいアイテムだと気づきました。
元々小学校の頃から親友の3人との学校帰りによく笑わせていて、この3人は昼食時間に牛乳を噴き出させたこともありました。
それからは一生懸命クラスを笑わせることばかりを考えていました。
先生の特徴を探りモノマネしたり、先生の後頭部だけの似顔絵を書いたりとクラス中を笑わせ、不良連中ともクラスの中で仲良くなりました。
高校生になっても、同じようにクラス中で笑わせていたため、クラスの委員などにも選出されていました。
芸人でもないのですが、「笑いの力」って本当にすごいと実感しました。
人生を変えられるかもとさえ感じたこともあります。
それから、大学でもアルバイト先でも笑いでコミュニケーションをとっていましたが、社会人となって会社に勤務したら通用しないと思っていたのですが、会社でも人との距離を近づけるためには有効でした。
女性上司との関係も笑いで克服
私が転職した会社で役職者の女性上司がいたのですが、どうも私のことをあまり良く思ってくれていないことを感じていました。私の東京弁が嫌だったようなのですが、すぐに変えられず少し気になっていました。
そんなある日、その女性上司とその同僚と3人で会社帰りに飲みに行くことになりました。私にとっては2人とも上司で気をつかわないといけない飲み会です。
良く思われていない女性上司と行くのは戸惑ったのですが、逃げていても仕方ないので参加しました。
予想通り、飲んでいるうちにいろいろ仕事上の小言も言われました。そこは素直に聞きました。女性上司との距離を近づけるチャンスなので普段は笑ってくれないけどやってみようと思い、いろいろ冗談を言ったり、ボケてみたり、自虐してみたりと酔った勢いもありやってみたのです。
すると自虐ボケがうけてやっと笑ってもらうことができました。
その瞬間から距離感が変わり、私に対する本音も言ってくれました。
「あなたの普段からの東京弁が軽そうに聞こえて耳障りなんだよね~!」と明るく言ってくれました。
「そんなの仕方ないじゃないですか?この地域の言葉をお姉ちゃんの店で勉強中なので、もう少し待ってください!」などと返し
「本当にしょうがない人だね」と笑って和やかに言ってくれました。
直接、私に言ってすっきりしたようでした。その後は仕事でも普通にコミュニケーションができるようになりました。
ここでも「笑いの力」が救ってくれました。女性に対する笑いは「自虐ネタ」がもっとも効果的です。
笑いの聖地の大阪のはずでは?
笑いの聖地である大阪に転勤することになった時には、私のレベルでは通用しないのではと最初は不安で、大阪は「面白くない!」「つまらん!」とずばり言われるらしいと聞いていたのですが、実際にはそのようなことはありませんでした。
大阪の男性は面白い人が多いと聞いていたのですが、そのような人には出会ったこともありません。ボケたり冗談を言う男性には出会ったことがないです。
私の勤務した会社だけかもしれませんが、取引先でもいませんでした。
むしろ、東京の新橋あたりで飲んでいるサラリーマンの方がよほど面白いです。
そもそも大阪の男性はボケや冗談をほとんど言わないので不思議でもありました。
人をディスる笑いが多いですね。現実は違いました。
私が関西人より面白いと言われたこともありました。
笑顔のある環境を自ら作り、肩の力抜いて生きましょう!
笑いは人に弱みを見せることと考える人もおり、プライドの高い人はそのようなことは言いませんが、もっと素直に生きたら良いのではと感じます。その方が人としてつきあってもらえます。
カッコばかりつけていたり、プライドが高すぎたり、損得ばかり考えていたり、自分をどのように見せるかばかり考えているというのは、誰から見ても察知できます。
もう少し自然に生きることで周囲を和ませたり、笑顔にしたりできる人になれるのではないでしょうか。
そのような自分本位の邪念のハードルを下げれば「笑いの力」が自然とついて、他人のためになる人になれるのではないかと思います。
「肩の力を抜いて、生きましょうよ!」
自虐で人を笑わせてるくらいが丁度いいのです。