弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

カッコよくなりたいならメッキになるな!

 まずは私がどんな人間かというとですが

 

★決して器用な人間ではないです。

★頭もよくないです。

★失敗してみないと本当に理解できないです。

★なのでやってみて失敗して、自分が精神的に追い込まれて傷つき深く理解します。

★心に傷を刻まないと本当に理解しない人間です。

★わかった振りはしたくないです。でも、時々してしまいます。ごめんなさい。

★わかった振りをしたことをググることもありますが、わからないまま忘れることもあります。

★面倒くさい奴かもしれませんがそうは言われたことはありません。

★カッコよく生きたいけど、カッコつけるのはみっともないことだとわかっています。

結果的には、ちょっとこだわりが強い部分を持った凡人ですね。

 

このような凡人の私がこの社会人の世界、大人の世界を生きていくなかで

 

人間、みんな心の底から自信を持っている人なんてあまりいないと思うのですが、自信があるようにみえる人っていますよね。かっこいいですよね。私も憧れます。

また、自信があるように見せることに長けている人っていますよね。すごいメンタルの強さだと思うのですが、その強さがあれば見せることに労力を使わずに...とか思ったりするのですが、それでも素晴らしい能力だと思います。

私はこのような見せることが上手な人になれなくて劣等感を感じたり、嫉妬を感じたことも多々ありました。

 

そのように感じていた中であまりにも自分が情けなく、とにかく自信を持った人間になりたいと感じた出来事でした。

 

BtoCの通販会社だった頃のことで消費者から商品の不良でクレームがあり、すぐに自宅に来いという内容でした。反社会的勢力と堂々と主張される方でした。(今なら暴対法で逮捕されます)

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 電話で対応した内容では本当に商品の不良であり、因縁をつけてきているわけではなかったのです。しかし、とにかく声から話し方からも本物であることがわかったので怖かったのですが、本社にも相談し訪問しなければいけないことになりました。

 あまりにもドスをきかせるので本社に在籍している警察OBの社員も電話で対応してくれました。そして、「うちの社員に何かしたらただじゃおかないからな~」と言っといたので大丈夫とのことでした。それこそより怖く感じました。

そして、訪問したのですが、本社の警察OBに言ってもらっても対面するのはこちらなので自然と手が震えていました。それなりに怖そうな方への訪問は経験していたのですが、本物の迫力は本当に凄かったです。

怒鳴られることはなく、静かに話していただいているのですが、それがまた怖いのです。それこそ、その筋の自信が迫力になっていました。

一方、私は書類を出す手も震えていて、相手も気づいていました。どうしても震える手を止めることができず、自分の弱さを痛感させられました。

この件はその後に解決したのですが、私の心の中では本当に自分の弱さを突き付けられた思いが残りました。

「なんで自分はこんなに弱いのだろう、それを乗り越えている人もいるのに...、どうにかして克服したい」と本当に心から思いました。

そして、このような案件からは気持ちだけでも絶対に逃げずに対応しようと心に決めました。その後もこのような件は積極的に対応するようにして、経験の回数を重ねましたが手の震えはしなくなったものの怖い思いは変わりませんでした。 

そして、良い意味での開き直りをしてみよう!と思いつきました。

このような経験を重ねたり、大勢の人の前で話しをすることもあり、開き直ってしまったら、よい方向に行ったことがなんどかありました。

そこで、「所詮、自分は臆病者なのだからもう怖がるのは仕方のないことだと考えるようにしよう」と思いました。

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そして、

 「他の人にどのように思われても自分は自分だ!」

「今の自分のレベルはこの程度だけど何が悪いのか?」

「バカとかアホとかどのように思われようが自分は自分だ!」

「カッコ悪くていいじゃないか?そのカッコ悪いのも自分だし!」

とまで思えるようになりました。

そのように開き直れたときにある役員に言われたのが、

『本当に一人前の人間になりたいなら、絶対にメッキになるな! 若いうちは表面的な目に見えるものばかりをつい追ってしまう。それが金属の表面だけ光り輝くように加工されたメッキと一緒で時が経てば剥がれてしまう、メッキのように光輝かなくてもいいから、真鍮のように表も中身も同じ人間に成長してほしい』との言葉でした。

本当に私のちょうど悩んでた心に深く刺さりました。

 

自分は人に対しても表面だけを見ていて、その表面のようになりたいと思っていただけでした。自分自信もメッキにしたいと思っていました。

でも、それは気にしなくていいことだと気づき、自分は弱いけどがんばる、弱いのが見えてもがんばる、そして、表面的ではない本物の自信を持った人間になることを目指したいと思いました。

どうか自分に正直な方は無理に見せることもなく、人生や経験のその時点にあった今の自分で生きていれば必ず、信頼される人になります。ニセモノに惑わされないでほしいです。

 

★自分で少しでも作ろうとするとカッコよくなく、所詮はメッキになります。

★本当のカッコよさとは、その人生の道を正しく誠実に生きていれば、生き様が自然に出てくるものだと思います。

★本当のカッコよさは謙虚な生き様なのかもしれません。

★カッコよさを持ち合わせているのに、カッコつけた瞬間に全てダサくなります。

 

男性のみなさまへ

 特にほとんど女性は見事に男性のそのようなカッコつけに対し、メッキか真鍮かを見分ける能力を持っています。メッキだとわかっても心の中で「はい、はい、がんばってるね」と思って少しあきれています。ご注意ください。