弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

ヘッドハンティング転職&転居経験

サラリーマンにとって、ヘッドハンティングで声を掛けられることは本当に光栄なことだと思います。

最近はこのようなエグゼクティブサーチ事業(このような表現をするそうです)を行う企業も増えているようです。

私の経験を紹介させていただきます。

ちなみにハンティングが成功した場合の手数料は年収の100%ですので、両方の企業にとってそれなりに大きな取引きになります。

f:id:Gambasato:20191124220739j:plain

まずは、企業がハンティング会社に依頼をするらしいのですが、例えば「マーケティングに精通した役員がほしい、部長がほしい」、「WEBでの化粧品事業の経験者で課長レベルがほしい」などを要望されるようです。

場合によっては「株式会社〇〇のWEB担当マネージャーがほしい、無理なら同等の企業の人間を提案してほしい」などの依頼のようです。

するとその後、アプローチされるのですが、

私の場合は

「〇〇システムの△△と申します」と電話がかかってきました。最初は聞いたことのない会社だったので電話に出なかったのですが、何度もあったので、出たのですが「実はヘッドハンティング会社の〇〇と申します。今お時間よろしいですか? △△を担当されていますよね? あなたのような経験をお持ちの方を希望している企業があり、企業名は申し上げられませんが一度お話しの機会をいただけないでしょうか?」ということでお会いすることになるのです。

★転職をお考えの方へ★----------------------------

知らない会社の営業だと思って電話に出ないことありますよね?それはチャンスを逃しているかもしれません。電話に出てみることで広がることがあるかもしれません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、ハンティング会社の担当の方とお会いすることになるのですが、私の場合は業務時間外をお願いしました。19:30とか20:00頃から待ち合わせしてお話しを伺うのですが、企業名は言わず、どのような事業の企業かを教えていただくのですが、同じ業界だったりするので、すぐにわかります。

担当業務も現在の業務に近いことがほとんどなので、年収が上がる可能性が多いにあります。(私は現状で良いと言ったのですが130万円ほど年収アップになりました)

そこで現在の年収と紹介先の年収のお話しやどのような役割を希望されているのかをお聞きします。また、勤務地が遠い場合には転居の必要性やその費用についても希望を聞いてもらえます。持ち帰り後の回答になることもあります。こちらの希望条件もいろいろ確認していただけます。

私の場合には東京⇒大阪への転居が必要だったので家族に相談すると伝えたのですが、よかったらまずは月曜日~金曜日までホテルで暮らして土日は帰るのではどうか?などというお話しもいただきました。もちろんホテル代は先方負担です。

自分は転職するのにとりあえずやってみるというような中途半端なことはやりたくなかったので、それはお断りしましたがそのような通常では考えられない方法も提示いただくこともあります。ハンティング会社に依頼しているのは経営側の社長だったり役員だったりするので、このような案も出てくるのだと思います。おもしろいです。

そして、私は家族に話しました。

東京でマンション買って約8年で妻もパート勤めが順調で子供も小学校生活にも慣れていた頃だったのですが、妻も子供も了承してくれました。

そして、ハンティング会社に連絡して、先方とお会いする機会を設けてもらいました。今後の方向性や売上、経常利益、組織体系とどのような役割でやっとほしいかなどご提示いただき、私も会社の風土などいろいろお聞きしました。

そして、その後に会食の場を設けてもらいました。和食のコース料理で特にマツタケの土瓶蒸しが一番おいしかったのを覚えています。

そして、この後はハンティング会社の担当者から私の意思と先方の意思を確認され、最終的な給与の提示と退職時期について決めていきました。

退職は2ケ月先として転職先への入社はその1ケ月後としました。絶対に在籍している会社に知られないようにとのことで、知られて話しがなくなったことが何度もあるようです。それは、在籍している会社も同じハンティング会社に人材の紹介を依頼していることがあるからとのことでした。(この時、在籍していた会社も依頼していました、確かにバレルとややこしいです)

 そして、転職へと進んでいきました。

f:id:Gambasato:20191124220806j:plain

最後はハンティング会社の社長さんとの面談をし「石の上にも三年」と言われ、ハンティングで転職した人は3年は我慢することが多くなる、どうしても周りの期待にこたえなければいけないというプレッシャーと異文化の人間が入ることにより会社が変化をしていくことになるが、それを好まない既存社員もいるので足を引っ張られたりする。

また、転職先の問題点が多く見えてくる。その問題点をすぐ変えようとするとそこから軋轢がはじまりうまくいかなくなることもあるので、最初の半年は問題点を書き出し、実行するのは半年後にするなどの工夫をした方がよいとのことでした。

このアドバイスは本当に助かりました。

入社していろいろな問題点が気になりましたが、この言葉を聞いていたので冷静に俯瞰して見ることができ、なぜ、そのようなやり方をしているのかを理解してから慎重に変えていくことができました。これは聞いていてよかったことです。

 

また、プライベートでも大変なことが同時でありました。

①マンションを売却するのが引越しするまでに売れず、このまま売れないのではと思いましたが、何とかその1ケ月後に売れました。

②引越し先が学区を限定したことでなかなか決まらなかったのですが、最後には不動産業者からのメールのやりとりで写真と地図で決めました。

③子供が関西で慣れることができるか不安だったのですが、転勤などで毎年転居の多い学区があり、そこに引越すことができて初日から友達と帰ってくるほどで安心しました。

 このようなプライベートの課題があるなかでも何とか新しい職場に勤めることができました。

 ヘッドハンティングによる転職は通常の転職と違い、経営などから直接言われなくても、非常に大きなプレッシャーがかかりました。毎日、毎日が大変でした。

それをどのようにしていったのかはまた、あらためてブログに上げさせていただきます。