弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

面接は視点を変えるだけでその企業の職場風土がわかる

本当に知りたいのは入社後の職場風土や人間関係が気になるからですよね。すぐに受け入れてくれる風土かどうかがやはり仕事をスタートする上で大切です。それがわかる方法を私の体験からお伝えします。

実は面接や営業で訪問したときに職場風土や未来の業績までわかることができます。それは挨拶だけでもよくみていれば判断のつくことです。

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①挨拶の出来ない会社

私が経験した中でもっともひどい会社は朝の「おはようございます」も「お疲れ様です」も言わない会社でした。私は言っていたのですが、徐々にばからしく感じてきました。この時点で「終わってるな~」と思いました。予想通り、役員などの上職位が率先して言ってませんでした。仕事も自分の担当業務さえ順調にいっていればそれで評価されるから良いという考えが多く、担当業務以外には無関心な社員が多かったです。

会社から帰るときも何も言わずに帰る人が90%以上でした。それから朝礼がありませんでした。そのようなオープンなことはしたくないようでした。

このような会社だと新しく入社した社員はこれだけでクリアしないといけない壁が多くなり居心地も悪くなります。

 

②挨拶の出来てる会社

私がもっともよかったと思えるこの会社は挨拶は全員が必ず大きな声で言いあえる会社でした。そして、場合によっては取引先のお客様にも間違えて「お疲れ様です」と言ってしまう会社です。お客様とわかれば「いらっしゃいませ」と会釈します。このような会社は女性と男性が一緒になって休憩に行ったりすることも普通だったりしまので、男女の格差もなく、人間関係が自由で非常に居心地の良い会社でした。上場もしていたので、このようなオープンな雰囲気が会社を成長させることに繋がってるのだと今になって感じます。

 

③挨拶はとりあえずやっている会社

両社の、中間とも思える会社で挨拶は大切なことでコミュニケーションを円滑にする行為と行動指針でうたっているにも関わらず、「おはようございます」は言いますがきちんとできる人は少数で、声が小さかったり、「あざーす」と言っていたり人を選んでいたり、仕方なしに挨拶しています。そして、あいさつが大切という行動指針を唱和して、そのエピソードを話していたります。このあたりの筋の通らないことをやっているということは、本当には大切と思っていない社員が多いのだと思います。

 

このように会社によって大きく違います。もっとパターンはあると思います。

 

実は会社の挨拶という行為だけで、その会社の業績や未来が簡単に見えます。

①の挨拶のできない会社は売上が伸びていたのですが、今年から下がりはじめていました。②挨拶のできている会社はどんどん伸びて業界ナンバー1まで売上がいきましたが、今は市場の縮小で低迷していまいましたが、知名度はあるのでまた、上がってくる可能性があります。③の挨拶はとりあえずやっている会社は売上が昨年から下り傾向になって上昇の気配がありません。

このように実は会社の風土となる人間関係によって業績は連動するものだと思います。やはり、はじめて入社した人材や新卒社員を採用担当者だけではなく、会社全体として受け入れるのが当たり前の風土を形成しなければ業績は伸びていかないのではないかと思います。

 

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◆転職でも就職でも面接時にこの風土を気づくことができます。

まずは面接官が先でも後でも自分の氏名や役職名や担当部署を名乗るかどうかです。ビジネスで初めて会った場合には必ず名刺交換をして、自分がどのような立場かを相手に示すのが礼儀です。それは誰もが理解していることだと思いますが、面接になるとそのような自分を名乗ることをしないということは面接受験者を見下していることでもあり、また入社した際に見下された対応をされる可能性があります。

しかも面接官はそれなりに会社の上位職だったり、役員だったりします。その人が面接に来てくれたことのお礼も伝えられないのであれば、踏ん反り返ったマネジメントをしている可能性が十分にあります。部下への配慮ができないのです。

また、ほかにも気づくことができます。面接ではきちんと対応してもらっても会社へ電話したときの受付の対応や訪問時の受付の第一声が感じ悪く思われた場合には、新しく入社予定の人に対して、他の社員は歓迎していない可能性があります。また、廊下ですれ違ったときに会釈してもらえるとか、エレベーターで一緒になった場合も受付を案内されるとかなければあまりよい会社とは言えないかもしれません。よって面接官に好感をもっても入社した後に先輩社員に歓迎されない可能性があります。

このような二枚舌のような会社も当然、伸びる可能性はないと考えられます。採用担当者は一生懸命ですが、他の社員は自分の業務だけを考えている可能性が大いにあります。私は入社して先輩社員が業務をとられると思われ嫌がらせされました。

 

本当に伸びている会社はオープンで新しい人材にもウエルカムな雰囲気を多くの人がもっていて、中途採用であれば「以前の会社のこの制度はどうなっていましたか?」などと聞かれる場合が多く、いろいろなところから学ぶことが当然の風土になっています。

どうせ入社するなら、このような風土の会社がよいですよね?上場企業が必ずしもこのような風土を持っているとは限りませんが、比較的、大きい会社の方が持ち株会などの制度があり「会社は社長のもの」ではなく「会社は従業員みんなのもの」という風土で運営している可能性が高いように思います。

ベンチャー企業は大企業出身者が創業したりしていますので、大企業の風土に近いオープンな風土の場合もあります。

 

この当たりを面接時にわからなかった場合には、再度、会社見学させてくださいと訪問してみれば2回目でわかったりします。私は面接で合格をもらってから2回目の訪問でよくわかりお断りしたこともあります。2回目は企業側のガードが下がっているので本当の姿が見えやすく自分自身も冷静に見えます。是非、おすすめです。

企業への訪問時や面接時の参考になれば幸いです。