わからないと素直に言える心がけを!(会社員でも転職でも大切です)
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社会では誰も教えてくれない、社会の常識の一つだと思うのですが、
社会や仕事は個人の信用が大切だと思うのですが、その信用を不信に変えてしまうのが、
「わからないことをわからないと素直に言えない」
ことです。
特に転職したばかりであれば、このことだけで大きく信用をなくしてしまいます。
転職した直後なのでがんばろうと思うのはわかりますが、これだけは気をつけるべきポイントです。
普段でもこれができない人が本当に多いと感じます。
特に20代の男性が多いですね。
気負いがあるのでしょうね。
と言いながら、実は私も20代の前半に先輩の一言でそのようになった時期がありました。
入社した会社の先輩の冷たい言葉
業務上のことで理解できなくて「わからないのでもう一度教えていただけないでしょうか?」と聞くと
「そんなことも理解できないの?、学校行ってたでしょ!」
と会社の先輩からバカにされたことがあったのです。
傷つきました。
そして「もう人には聞かないで自分でやろう」とやってみましたが、やはり、仕事が進まず苦しんだことがあります。
インターネットもない時代ですから、ググることもできず仕事は人から教わることがほとんどでした。
「あいつに聞かなくていいから俺に聞いて」と別の先輩に助けていただき、本当に助かりました。
その先輩は「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということことわざがあるでしょ!だから聞かないと仕事できないし、聞くことは大切なことだからと教わりました。
意地悪をした先輩は結局は会社で自分が追い越されたくないとやたら誰にでも強く思っている人でした。
小さな意地悪は小さな人間の証明
このような小さな意地悪というのはどこの会社でもありますね。非常に残念です。
こんなことで後輩に「自分の優位性を保とうとする人」は新卒社員間で多いようです。自分の仕事への不安がそうさせるのでしょうね。
特に男性のこのようなことは見ていて、こちらが情けないというか恥ずかしい思いになります。
このような人を女性は特によく見ていて
「ちっちゃいおとこ!!」
と思われています。
1日の9時間は一緒の環境で仕事しているのですから気づかれます。
「わからないと言えない」20代男性たち
私が以前、勤めた会社でこのような「わからないと言えない」20代男性が本当に多くて驚きました。
中には素直にわからないと言って教えてもらおうとしている新卒社員もいたのですが、先輩が「そんなこと聞くなよ!ネットで調べてから聞けよ!」と小バカにして聞けないようにしているのです。
結局、その先輩は自分が質問に回答できないことが先輩として恥ずかしいから、カッコ悪いからと考えており、「わからない」と素直に言えなかったのです。
これでは人が育たないと感じたので、その先輩社員に話したこともあります。
理解はしてもつまらないプライドが邪魔してすぐには変えられず、私のいないところではこれまでのように後輩をバカにするような発言をしていたようです。
このように「わからないと言えない」先輩がわからないと素直に言う後輩の芽を摘んでしまうのです。パワハラでもあります!
何でもかんでも「わからない」と質問されるのも困りますが、せめて「わからないことを教えてください」という素直な心は受け入れてあげてほしいものです。
仕事なのに取引先にも「わからないこと」を聞けない実態
インターネットやマーケティング関連の取引先との打合せや提案は今では専門用語の嵐です。私はこのような会議に参加するとわからないことをそのままに提案を受け入れてしまうと全容が理解できなくなるので質問をするのです。当たり前のことです。
しかし、このように「わからないと言えない」人はほとんど質問せず、まるで全て理解しているかのような雰囲気で腕組みして醸し出します。
若いから事前に勉強して、理解しているのかと思っていたのですが、後でほとんど理解しておらず会議終了後に残業して必死にググっていたり、エクセルの資料もセルの計算式を追いかけているのです。
それでも結局理解できていないことが多いのです。
聞けば解決することを聞かずにしかも理解できていない。非常に無駄な時間です。
この残業時間は自分はタイムカードで退勤してからやっている自己学習の時間なので気にしないでくださいなどと主張をするのです。
私は打合せ中に取引先に「わからないので素人でもわかりやすく説明してもらえないですか?」とあえて質問することも見せたりしたのですが、結局、質問はほとんどしないのです。自分が知らないことを知られるのが怖いようです。
このようにインターネットが普及して何でも調べることができることでスピードも速くなっても余計なプライドで理解に時間がかかるのなら本末転倒です。
質問することは互いに気づかうことに繋がりプロジェクト成功になるのです。
私はこれまで取引することが決まっている先であれば、自分をさらけ出すようにして打合せも進めていました。互いのことを理解しあうことで相互に補填しあうことができ、
互いに相手への気づかいや感謝の気持ちが生まれ質の高い効率的なプロジェクトになるからです。
このように人とのつながりを作るには、「わからないと素直に言える心」が大切なのです。取引先は依頼している業務のプロだから依頼しているのです。
そのプロに自分の理解度を知っていただき、素直に教わりながらプロジェクトを進めるには「わからないので教えてくださいと素直に言える心」を打ち出すことで相手もたよりにされていることを喜んで教えてくれるものです。
「普段の打合せ」「取引先との商談」「転職直後のコミュニケーション」でも
わからないと素直に言える心がけをしてください!
本当にこのことを大切にして取り組んでいただきたいです。
誰も教えてくれない社会の常識なのではと私は思います。
読んでいただき、ありがとうございました。