弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

「今、転職した場合の年収」を知ることのすすめ

私は転職を5回しています。

その中で最長に勤務したのは17年の企業です。

1社に17年も在籍していると「業界が伸びている時期」「会社自体が伸びている時期」「業績の良い時期」や「業界が縮小している時期」「業績が悪化する時期」などいろいろな大きな波がありますが、一番楽しい時期はV字回復時期でした。

業績悪化から復活していく時期は市場が伸びていることよりも自分達ががんばってきたことが報われると実感できるからです。

このような時期のボーナス支給は当然多くなり、社内で外国車を購入する人が増えて、公私ともに充実している社員が多く社内も明るくなります。

やはり、会社は業績が良いのが最大のモチベーションアップにつながりますね。

 

よく就職や転職を決める理由に「御社の業績が伸びているから」と答えることがあると思いますが、これは必ず続くとは限りません。ずっと成長している会社もあるようですが、必ず踊り場や売上が前年比を割ることは必ずあります。常に右肩上がりの会社はほんのわずかだと思います。会社の売上が伸びている時期に入社するとその後は下がる可能性も十分にあります。

 そこで、おすすめしたいのが長期的に自分の年収・価値を知ることです。自分の経験してきたことが他の会社ではいくらの年収になるのか?、価値の高いことなのかということです。

 

会社に入社してある程度、経験すると業務にも精通し、自分の昇格や昇給も気になってくると思います。社内だけを見ていると同期や自分より1年下の後輩の活躍や1年上の先輩などが気になると思います。

そして、「なんであいつが昇格?」「あの部署は業績がよい事業だからうらやましいよ」とかも自分でも感じたり、そのような声を聞いたりすることもあると思います。

また、学生時代の友人でも同じように感じることがあると思います。

 

その時に「自分の希望する部署への異動を申請する」とかできる会社もあるとは思いますが、必ずしも希望が通るわけではないですよね。

私も同じように思い転職を検討しました。

このままこの部署にいても上司も異動する気持ちはないようだし、後輩も育ってきたしと感じていた頃でした。

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そして、人材紹介会社に登録をしてみたのです。

30歳だったので、本当に有名企業をどんどん紹介されました。自分なんかがこんな有名な企業に入れる可能性があると感じると本当に楽しかったです。また、年収もアップする可能性もありました。

もう一方で、自分の弱さでもあるのですが「実際に入社すると自分では通用しないのではないか?」という不安も同時に出てきました。

それでも、その中から数社ほど有名企業に面接に行ったのですが、これまでの「ザ・面接」とは違う対応をしていただきました。商談のような面接で実際の経験やスキルの具体的な話しをするのですが、先方も自社の課題や悩みもお聞きし、互いにハッピーになれるのかを対等に話し合うことができ、場合によっては「このような方法でやってみたらどうですか?」等とその場で提案したり、自分も自社の課題を質問して「これは会社に戻って使えるぞ!」と勉強にもなりました。

  私の場合は最終的に面接を繰り返すことで、在籍している会社がよく思えてきて、退職はしないことが多かったです。これは転職活動をしたことで、客観的な視点で会社を評価することができて、冷静に自分の会社を見つめることができたからです。

まだ、やるべきことも見えたの他にもよかった点があります。

他にもよかったことがあります。

「自分は転職した場合に年収がどの程度もらえる価値があるのか」を知ることができたことです。勤務している会社の業績が悪くても、住宅ローンは支払えるのか?などの不安で一喜一憂しないですみました。いざとなれば転職で今の収入以上は維持できると思えたからです。

 私はその後、3~4年に一度ずつ人材紹介会社へ申し込み、自分の価値を確認していました。30代までは登録すると紹介案件も多くあり、申し訳ないと思いながらお断りしたこともあるのですが、40歳過ぎると変わります。案件が少なくなります。

そして、人材紹介会社によってはシニア担当に回されます。

「転職は40歳までか~!?」と実感したのですが、案件が0ではありませんでしたし、スカウトのアプローチもありましたのでこの年齢以上でも案件は少ないですが、可能性はあることがわかりました。求人があるかどうかのタイミングだけでした。

 

私は定期的にこのような人材紹介会社を活用させていただきながらも、40歳を過ぎてから、いざというときに「僕を採用してもらえませんか?」と言える関係性の企業を作っておくべきとも思いました。

大手は難しいと思いますが、中小企業であれば十分に経営者の方とお話しや会食することもあり、宴席で冗談まじりに言ったこともあります。そして、本当にお誘いいただいたこともありました。実は40歳以降はそのように転職できそうな関係性を最低1社はもっていました。

これも現在の会社に何があっても冷静に対処できる、気持ちの余裕につながりました。 

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未来のドアを自分で開け進んでみてはどうでしょう。

もっと良い会社、おいしい会社へ転職しようとするだけの転職はおすすめできませんが、私が経験したからこそ、今の会社に悩んでいるとき、迷っているとき、このような行動をすることで視野が広がり人生の希望も広がり、冷静に大きな判断ができます。

私はこのようにして、42歳のときに17年勤務した会社を辞め、東京のマンションを売り、家族と共に馴染みの一切ない大阪の会社へ転職しました。

 紹介された会社に内定をもらっても断ることもできますので、まずは行動し、現状の自分の年収相場や価値を知り、より良い人生の選択につなげてください。