弱いの知ってるけど

弱い自分と向き合い勇気を出させて30年サラリーマンを頑張ってきました。転職5回、仕事や転職の失敗談や理不尽・達成感・乗り越えた経験を紹介させてもらってます。 少しでも力になれたら、嬉しいです

経営層・管理職は従業員が大変な時ほど向き合わないと転職されますよ!

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業績がよいときだけやってくる経営者っていますよね!

その部署が業績がよかったり、うまく行っているときだけやってくる偉い方(経営者・経営層や管理職)っていますよね。

そして、業績がよくなかったり、大変な時には反対に顔も見せなかったりしますよね。偉くなるとおいしいところだけ登場できるって偉い人はうらやましいと思ったことありませんか?

大変なときほど、偉い人は向き合うべきではないかと思うのです。

 

私の在籍した企業では、ある社員がうつ病になったというとその部署の管理職はすぐに人事部に相談し、外部の産業医やカウンセラーにその社員を任せて対応は人事部に押し付けたり、人事部も担当部署の管理職に預けようとしたりと実は誰一人本人のことを考えてあげることもせず、結果的には排除する行動になっているのです。

これでは「表面的に会社として対応しています」という会社視点の解決にしかならず、その社員の将来はほぼ退職になるでしょう。そして、退職するとこの部署も人事部も心の中では「退職してくれてよかった」となっているのだと推測されます。

この会社の管理職だけの研修で、精神疾患の従業員が自殺して遺族から民事訴訟を起された場合に企業は事前にどのような対応したかの記録があれば、賠償額が減額されるということを教育されました。

確かに企業に莫大な賠償額が請求されれば中小企業なら倒産するリスクも大きいでしょうが、個人の復帰に対する企業としての努力をもっと行うべきだと思います。特に発生した部署の管理職は本人に懸命に寄り添うべきです。

普段は「従業員は大切だ!」と言いながら、経営者や役員もこのような事が発生すると人事部に丸投げをするので、その部下の管理職も同じように丸投げしようとするのです。

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面倒なことから逃げる経営層や管理職が多すぎます!

”面倒なことから逃げる経営者や管理職が多すぎます!”

このような経営者や管理職はよく考えみてほしいのですが、自分自身が「うつ病」にならなくても「うつ状態」になったことはあると思いますが、その時に突然、会社が契約しているとはいえ以下のことができますか?

 

▼外部の産業医やカウンセラーという方にきちんと相談できますか?

▼カウンセリング時の守秘義務は守られていると言っても、会ったこともない人に突然悩みを打ち明けたり、心を開けますか?

▼一緒に仕事もしていない人に社内や自分の仕事の説明をして自分のうつ状態の改善につながると思いますか?

 

産業医やカウンセラーは万一訴訟になった時のための企業努力の記録のためですよね?

また、経営者や管理職のみなさんは

「自分は絶対にうつ病にはならないと確信していますよね!」

それはある程度は自分のペースで仕事ができる立場だからです。優位性を持っているのです。 

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自分に原因があるのでは?担当部署に原因?と思いませんか?

▼自分に原因があれば知りたいと思いませんか?

▼自分の担当部署の本質を少しでも理解しようと努力しないのですか?

▼業績だけ上げればよいのですか?

▼その目的は自分の収入を上げることが目的ではないですか?

▼自分の収入を優先する上司の下で働く従業員だったら、がんばろうと思えますか?

 

●自分の部署の部下の立場を理解しようとしていないのです!

●自分のペースで仕事ができるので、ストレスの少ない環境にぬくぬくと浸かっているのです!

●それでもその部下のために懸命に向き合う時間はとれないのでしょうか?

 

私はこのようなややこしいことは丸投げの経営層や管理職を多く見て、その都度に

「この人もそうだったか!」と愕然としてきました。

 

会社はこのように精神疾患の従業員は結果的に面倒な対象とし、遠回しに排除するかのように接触を拒むものなのだと思ったこともあります。

 

しかし、唯一、私の勤務した上場企業の頃に自ら出向いてまで一社員と懸命に話す機会を設けて、本人の現状を把握し一緒にこれからを考えようとする役員もいました。

唯一無二と思える素晴らしい役員の方で当然、人望もありました。

 

私は非常に感動し、自分が管理職になったらこのように行動しようと決意しました。

そして、いざ自分が管理職になった時には、自ら動くように実践しました。

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寄り添って、聞いてあげて、一緒に未来を考えることが大切!

一人暮らしでうつ病の治療しながら勤務しているのアルバイトが前日に元気なく帰宅し、翌日に無断欠勤をした時には、本人の家まで行って話しをしたり、プライベートな相談も受けたりしました。

また、社員でうつ病で休職になった社員とは定期的に会って「戻ってこれる環境はあるから心配しないで治療に専念してほしい」と伝えに行ったり、ご自宅にお邪魔して、親御さんと会社に復帰できるように互いに協力しあったりしてきました。

結果としては、ここまでやっても退職に至ってしまうこともありましたが、このような対応を見てくれていた他の部下が共感してくれたり、応援してくれて、部署内のつながりが強くなり気がつけば部署の業績も良くなったりしていました。

 

このように思いもよらないところで、信頼も業績も良くなったりするのです。

ですから、

『部下が精神疾患になったら⇒すぐ産業医、カウンセリングの専門に任せる』

ではなく、

経営層や管理職は

産業医やカウンセラーの力も借りながら、自分の事と考え、従業員に寄り添う行動をして、じっくり話しを聞いてあげ、復帰に全力を尽くすべきです!

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偉い方へ、どうか人のことは簡単に考えないでください!

偉い方は、人のことだけはどうか業務問題と同じように、決して簡単に考えないでください!

実はこのようなときの経営層や管理職の対応をもっとも興味深く観察しているのは、ほとんどの従業員です。

このようなときの対応で従業員は

「こんな冷たい会社なんかやめて転職しよう!」

と思うか 

「こんなに本人のためにやってくれる会社だから、万一自分が病気になっても安心できるから転職考えていたけど、この会社で仕事をがんばろう!」

と思うかの両極端に分かれます。

これが従業員の心の内です。

偉い方はよく考えてみていただきたいです。本当に軽視しないでほしいです。