弱いの知ってるけど

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「雨ニモマケズ」の詩が心に染みます

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雨ニモマケズ」の詩が心に染みます。

就職活動中で会社勤めをしていないために、最近、「自分のこれまでの生き方」と「これからの生き方」を考えることが増えたのです。

その時によく思い出すのが小学生の頃に国語の授業で暗記させられた宮澤賢治氏の有名な雨ニモマケズ」の詩です。

 

宮澤賢治氏は私の生まれ育った岩手の出身なので、国語の授業ではよく登場していました。

小学生当時は雨ニモマケズの詩にほとんど共感ができませんでした。

暗記はしたものの「つまらない人生を送りたい」と言っているようにしか思えませんでした。

私の解釈は、

雨風にも雪にも夏の暑さにも耐えるだけで、わずかなごはんと野菜だけ食べて、何かあればわざわざ出かけて、人の世話を少ししたり、争いがあればやめろと言ったり、褒められもせず、苦労もしないそんな人間になりたい

「このような生き方が何が良いのか?」と思っていました。

 

東京に出て、出身地を答えると宮澤賢治が出身だよね」とか「”雨ニモマケズ”いいよね」等と言われるのも嫌でした。

どうも本質が理解できてなく、どのように考えているか聞かれるのも嫌でした。

無理矢理覚えないといけなかったためもあったのだと思います。

 

それが社会に出てある程度経過してから理解できるようになりました。

恐らく、負けそうな自分に苦しんだり、裏切られ悔しい思いをしたり、自分が感情的になったりとあったからだと思います。

人と人との間だからこそ起こるいろいろなことに心が揺れ動くことを繰り返したからなのです。

本当に苦しんだときにこの詩を読んで、自分を反省し、救われる思いになったことも何度もあるようになりました。

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自分の欲が原因!

そして、結局は「自分の欲」が全ての原因なのだと突き付けられました。

◎自尊心を守りたい欲によって怒ってしまうこと

◎もっとおいしい高いものが食べたいという欲

◎自分に都合のよいことしか聞こうとしない自己中心的な欲

◎自分の家が欲しい、金が欲しいという欲

◎自分の利益にならなければ他人はどうでもよい思うこと

◎褒められたい、認められたいという欲

このようなことを戒めてくれました。

 

今では私の中で大切な心の支えになっています。

「本当にありがとうございます。」と宮澤賢治氏に伝えたいとまで感じます。

あらためて読んでみてください。

 

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雨ニモマケズ

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしは

なりたい

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